5年ぶり、クリストとのインタビュー

撮影後にクリストとクルーと

前回『ハーブ&ドロシー』のインタビューで、マンハッタンのクリストのスタジオを訪れたのは、5年前。まだ奥さんのジャンヌ=クロードが健在の頃。必ず2ショットで二人同じサイズで画面に入るように撮影すること、とジャンヌ=クロードに厳しく指示された。クリストが話そうとすると、真っ赤に燃えるような髪の毛を揺らして、彼女が話し始める。夫婦二人のやりとりが痛快だった。

クリストは、今回インタビューを快諾してくれたものの、一人で、どれくらい話をしてくれるのだろう・・・そんな私の不安なんて吹き飛ぶように、クリストはものすごく饒舌に、話し出したら止まらない。そして、ジャンヌ=クロードの名前が全ての文章に散りばめられていた。特に二人で1970年代からスタートしたマスタバとコロラド・リバーのプロジェクトの話になると目がキラキラする。今は、クリスト一人で進めているのに、あたかもまだ彼女が生きているかのような口調で。パートナーシップは、パートナー亡き後も続いている。

エネルギッシュなクリストを見て元気をもらった。彼の30年越しの壮大なプロジェクトに比べたら、私の映画なんて本当にささやかなものだとつくづく思う。

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